ホーチミン市公安と北中部地方ゲアン省公安はこのほど、ホーチミン市2区にあるエイズ/HIV防止・感染者保護機関(LIFE−GAP2)の職員らを麻薬所持・販売の疑いで逮捕した。
同施設の職員であるチュオン・ホアン・マイン容疑者がゲアン省より麻薬を購入し、施設の麻薬中毒者保護コンサルタント担当の職員らに麻薬を販売していたほか、これらの職員自身も麻薬中毒者で、麻薬購入資金を稼ぐため、施設近くの麻薬中毒者らに麻薬を転売していた。また驚くことに麻薬の販売は、「会議」と称して集まった施設内で堂々と取引されていた。
LIFE−GAP2はアメリカの非政府組織(NGO)が2004年に設立、現在はホーチミン市保健局傘下で麻薬中毒者や売春婦の保護・コンサルタント機関として運営されており、運営資金はNGO機関が全額負担している。