17日にガソリン値上げが実施された翌日の18日朝、ここカントー市では様々な物資の値上がりが既に確認された。野菜などの農産物が10−20%値上がりしたほか、ホンダオム(バイクタクシー)の料金も片道1,000−2,000ドン余計に(約6−12米セント)要求されるようになった。
さらにこの日からよく目に付くようになったのは、ガソリン価格の高騰に伴い、バイク通勤から自転車通勤へと切り替えた人々の急激な増加である。町のラッシュはこれまでのバイクの洪水から自転車の洪水へと変わったのである。町の自転車屋では自転車の売上が急増、そして当然のように自転車価格が急騰し、ガソリン値上げ前に比べ20%も高くなった。町の自転車店の店主は、「毎日15台から20台も売れちゃってるよ」とうれしい悲鳴をあげていた。