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- 大統領の越米関係に対する貢献に謝辞
- 米国はベトナム支持、両国関係を促進
- 両国関係は今後も安定して長期的に発展
米国ニューヨークの国連本部で開催された第79回国連総会ハイレベルウィークに出席するため訪米していたトー・ラム書記長 兼 国家主席は25日、米国のジョー・バイデン大統領と会見した。
ラム書記長は会見で、バイデン大統領のベトナムへの好感と越米関係に対する多大な貢献に謝辞を述べた。また、故グエン・フー・チョン書記長の2015年の歴史的な米国訪問と2023年9月のバイデン大統領のベトナム訪問が、両国関係に重要な原動力を生み出し、両国間の包括的・戦略的パートナーシップ構築を実現するとともに、両国関係が今後数十年間にわたって強力かつ安定的に発展するための基礎を築いたとの見解を示した。
書記長は、約50年間で敵国同士から包括的・戦略的パートナー同士に生まれ変わった越米関係は特別なものだとし、国連総会の開会式で戦後の関係修復において米国がベトナムから学んだ教訓を世界に共有したバイデン大統領を称賛した。
一方、バイデン大統領は、米国はベトナムを地域のトップパートナーと認識していると述べ、2023年9月にベトナムを訪問した際の温かい歓迎や、包括的・戦略的パートナーシップ構築の実現など、これまでの成果や思い出を振り返った。大統領はまた、米国がベトナムを支持し、相互の独立・主権・領土一体性・政治体制の尊重に基づき両国関係を促進していくことを確認した。
書記長は、独立・自立・自主・多様化・多国間化に向けた外交政策を堅持し、中でも米国を戦略的に重要なパートナーとし、両国関係は今後も安定した長期的な発展を遂げていくとの確信を示した。
両首脳は、包括的・戦略的パートナーシップ構築からの1年間で両国間の協力関係が良好な成果を得たことに喜びを表明した。2025年の外交関係樹立30周年に向けて、両国が2023年の共同声明を効果的に履行すべく緊密に連携し、中でも各レベル間、特にハイレベル間の訪問・交流を強化し、経済・貿易・投資・ハイテク・半導体に焦点を当てて協力を促進し、これを両国関係の主要な柱とすることの必要性を主張した。
このほか、相互に関心のある国際的・地域的問題に関して、両首脳は地域的・国際的フォーラムにおいて両国が引き続き協力を強化していくことで一致した。バイデン大統領は、米国がインド太平洋地域の平和・安定・繁栄の促進に尽力し、平和と安定の維持、国際法の推進、航行の自由の確保においてベトナムと緊密に連携したい意を表明した。