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ドイツの調査会社インターネーションズ(InterNations)が先般発表した、駐在員が住みやすい・働きやすい海外都市ランキング「エクスパット・シティ・ランキング2021(Expat City Ranking 2021)」によると、調査対象となった世界各国の57都市中、ホーチミン市が6位と高順位につけた。
インターネーションズは、世界420都市に住む400万人のメンバーを有する世界最大規模の海外在住者向けプラットフォーム。同ランキングは、各国で働く海外駐在員約1万2000人を対象に調査して意見をまとめたもの。
調査では、◇生活の質(健康的な環境やWiFi速度)、◇適応の容易さ(言語の壁や地元の人々の親しみやすさ)、◇個人収支(医療保険コストなど)、◇海外勤務(地域経済や仕事の安定性)などで駐在員の満足度を評価している。
同ランキングによると、ホーチミン市の順位は、クアラルンプール(マレーシア)、シンガポールに次ぐ東南アジア3番手となっている。ホーチミン市は、生活全般、生活費、仕事と生活のバランス、友達の作りやすさで満足度が高かった。
駐在員が住みやすい・働きやすい海外都市ランキングのトップ10は以下の通り。
1位:クアラルンプール(マレーシア)
2位:マラガ(スペイン)
3位:ドバイ(アラブ首長国連邦)
4位:シドニー(オーストラリア)
5位:シンガポール
6位:ホーチミン
7位:プラハ(チェコ)
8位:メキシコシティ(メキシコ)
9位:バーゼル(スイス)
10位:マドリッド(スペイン)
一方、◇ローマ(イタリア)、◇ミラノ(同)、◇ヨハネスブルグ(南アフリカ)、◇イスタンブール(トルコ)、◇東京(日本)、◇カイロ(エジプト)、◇パリ(フランス)、◇マーストリヒト(オランダ)、◇モスクワ(ロシア)、◇ニューヨーク(米国)は、駐在員にとって住みにくい都市と評価され、このうち東京は57都市中53位と下位に沈んだ。