北中部タインホア省クアンスオン郡のクアンフォン小学校で17日、生徒らが教室に持ち込んだおもちゃから何らかのガスが発生、このガスを吸い込んだ生徒22人と教師1人が病院に緊急搬送された。ほとんどの生徒は回復したが、2人の生徒は20日時点でまだけいれん状態が続き意識が混迷しているという。
このおもちゃは魚の卵ぐらいの大きさのカラフルなプラスチック玉で、水の中に入れると30分ほどでビー球の大きさに膨らむというもの。同省保健予防センターのディン・ゴック・クイ副所長によると、原因は中毒や集団ヒステリーなどが考えられるという。同センターは中央の機関にサンプルを送付して検査を依頼した。
また、地元警察はこのおもちゃを回収し販売を禁止、教育訓練当局も子どもたちが奇妙なおもちゃで遊ばないよう各家庭や学校に呼びかけた。