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南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の旧市街で8月18日(金)から20日(日)まで、日越文化交流イベント「ホイアン・日本祭り2017」が開催される。同イベントは、ホイアン市文化スポーツセンターと在ベトナム日本国大使館の共催。
今回で15回目を迎える「ホイアン・日本祭り」は2003年から毎年夏に開催されており、地元住民から観光客まで毎年延べ数万人が参加している。今回も野外ステージでの公演をはじめ、日本色豊かな様々な催しが旧市街の各所で行われる。
具体的には、写真展や芸術交流、コスプレショー、ストリートパフォーマンス、ホイアン市・クアンナム省・日本観光促進イベント、浴衣の着付けなどが予定されている。
このほか、広南阮氏が現在のベトナム南部に築いた広南国(1558~1777年)の第2代君主グエン・フック・グエン(Nguyen Phuc Nguyen)の養女ゴック・ホア(Ngoc Hoa)と、朱印船の貿易商人でベトナムを訪れていた日本人の荒木宗太郎との結婚式も再現される。これは前年に続いて2年連続の開催となる。
ゴック・ホアは1619年に荒木宗太郎のもとへ嫁ぎ、1620年に日本へ渡って「王加久戸売(わかくとめ)」の名で暮らしたとされる。日本では、ベトナムの踊りや料理を日本人に教えたほか、寺を建立するなどしていたという。