2010年ミス・ワールド世界大会はベトナムで開催されることが決まっているが、28日になって共催者の米RAASグループが撤退を表明し、本当に開催できるかどうかにわかに雲行きが怪しくなってきた。
ミス・ワールド世界大会は、当初南中部カインホア省ニャチャン市で開催するとされ、政府も2008年9月30日付け公文書6473/VPCP-KGVX号でこれを承認していた。しかし2009年10月、RAASグループはニャチャン市では期待していたスポンサーが集まらないことを理由に、メコンデルタ地方ティエンザン省ミート市への開催地変更を政府に提案、ティエンザン省人民委員会もこれに応じる動きをみせた。
しかし政府官房は今月25日、当初に政府が承認したとおり開催するようにとの結論を出し、ティエンザン省での開催は不可能になった。一方カインホア省人民委は、大スポンサーであるRAASグループの突然の撤退表明に動揺を隠しきれないもようだ。