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- COMAC小型ジェット旅客機を調査・報告
- ベトナムの航空業界が航空機の拡充を図る
- 航空業界に関する現行規定の改正を提案
ベトナム民間航空局(CAAV)は、中国・上海の民間航空機製造会社である中国商用飛機(Commercial Aircraft Corporation of China=COMAC)が製造した小型ジェット旅客機「C909」の設計・製造基準を調査し、結果を建設省に報告した。
CAAVの調査団は1月15日から24日にかけて、上海でCOMACおよび中国民用航空局(CAAC)と作業を行い、「C909」の設計・製造・試験基準や認証プロセスを調査した。
報告によると、COMACは2025年1月7日までに「C909」計160機を航空会社12社に供給し、中国の航空会社11社とインドネシアの航空会社1社がそれぞれ運航している。同機種の累積飛行時間は55万時間以上、累積離着陸回数は33万回以上、累積旅客輸送量は1900万人以上で、重大な事故やトラブルは発生していない。
中国の航空安全規制(CAAC Regulations)は、米国連邦航空局(FAA)の規制と類似しているという。
CAAVは、中国の設計・製造基準を認定することで、ベトナムの航空業界が航空機の拡充を図り、CAAVの航空機設計認証能力や安全監督能力を向上させることができると評価した。
COMAC製航空機の運航を可能にするため、中国の飛行適性証明基準を認める方向で航空業界に関する現行規定を改正することを提案した。法整備の完了後、CAAVは同社製の航空機に対する型式証明(TC)を発行する。