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- ODA融資の手続き上の課題を回避
- ODA融資契約5件締結済み、3件は失効
- 12月着工、30年の完成目指す
ホーチミン市共産党委員会常務部は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)の資金源を「市予算と政府開発援助(ODA)融資」から「全額市予算」に切り替えることを決定した。
同決定により、市はプロジェクトを主体的に進め、ODA融資の手続き上の課題を回避できるものと見込まれる。
メトロ2号線の投資総額は47兆8900億VND(約2750億円)。市はこれまでに5件のODA融資契約を結んでいたが、アジア開発銀行(ADB)と欧州投資銀行(EIB)との3件は既に失効し、ドイツ復興金融公庫(KfW)との2件は延長が必要なため、実施に支障をきたしている。
メトロ2号線の土地収用の完了率は99.8%に達している。
同市交通公共事業局は、9月に事業化調査(FS)報告書を承認、10月に施工業者を選定、12月に着工し、2030年の完成を目指す。