- 4月15日からネットスーパーに鞍替え
- 取引額ベースのEC市場シェア1%未満
- 外資系EC席巻で地場センドー方針転換
電子商取引(eコマース=EC)プラットフォームの「センドー(Sendo)」は、生鮮食品などを販売するネットスーパーへの業務転換を発表した。センドーの業務は4月15日からネットスーパー「センドー・ファーム(Sendo Farm)」に完全移行する。これに伴い、従来のセンドーのECプラットフォームは運営終了となる。
これには、ショッピー(Shopee)やティックトックショップ(TikTok Shop)などの外資系ECプラットフォームが国内EC市場を席巻しており、地場センドーが太刀打ちできない状況に晒されていたことが背景にある。
2024年における取引額ベースの市場シェアは、◇ショッピー:64%、◇ティックトックショップ(TikTok Shop):29%、◇ラザダ(Lazada):6%。ティキ(Tiki)とセンドーが残る1%を分け合っていた。
センドー・ファームは、ショッピーやラザダのようなオンラインマーケットプレイスモデルとは異なり、農産物や食品をサプライヤーから直接購入することで、物流全体を管理して消費者に商品を届ける。
センドー・ファームは近く人工知能(AI)ショッピング・アシスタントを発表し、ネットスーパーとして新たな一歩を踏み出す。