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- 旧正月でアオザイレンタルが人気
- 若者が映えスポットで記念撮影
- レンタル料は数百~数千円
日本には正月に着物をレンタルして初詣したり、記念撮影したりするサービスがあるが、ここベトナムでもテト(旧正月)に伝統衣装のアオザイをレンタルするサービスが若者を中心に人気を集めている。
ホーチミン市タンフー区在住のTさん(26歳)は、友人グループと映えスポットでテト動画を撮影するため、今年もアオザイのレンタルサービスを利用することを決めた。今年は例年よりも利用客が多いと予想したTさんたちは、休日を利用して早めにアオザイの試着に訪れた。Tさんらは、アオザイだけでなく、ノンラー(Non La、円錐形の葉笠)やサンダルなどの撮影用の小物もレンタルする予定だ。
同市のレンタルアオザイ店は特に週末繁盛している。11月初めごろから予約が増え始め、オンラインのアオザイレンタルサービスでも予約が殺到。多くの店舗では、男女用のアオザイを取り揃えており、豊富なカラーバリエーションとデザイン、サイズと各種の小物・アクセサリー類を用意している。
店では中級から高級のアオザイをレンタル。料金は数万~数十万VND(10万VND=約620円)となっている。伝統的なアオザイも根強い人気だが、若者の間では現代風にアレンジされたアオザイを選ぶ人も多いという。
7区在住の女子高生Nさん(17歳)は、「友達と学校のコンテストに参加するので、アオザイを借りにきました。レンタルサービスを利用すれば、お金の節約になりますし、色々なデザインがあるので、選択肢が増えます」と話した。