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- 24年10~12月のBCI、61.8ポイント
- 前年同期比+15.5p、前期比+9.8p上昇
- 企業の47%が事業見通しを楽観視
在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム)がベトナムに進出している欧州企業を対象に実施した2024年第4四半期(10~12月)業況判断指数(BCI)の調査結果によると、同期のBCIは61.8ポイントとなり、前年同期比で+15.5ポイント、前期比では+9.8ポイント上昇し、直近2年余りで最高となった。
調査に参加した企業の42%が現在のビジネス状況を楽観視している。47%が2025年第1四半期(1~3月期)の事業見通しについて「楽観視」と回答したほか、56%が同期にベトナムのマクロ経済が改善するとの予想を示した。
欧州企業は、ベトナムを海外企業にとって魅力的な投資先だと評価しており、多くの企業がベトナムでの事業拡大を計画している。
ベトナムで活動する海外直接投資(FDI)企業にとって、規則や規制の不明確さ、ビザ・労働許可証の問題、行政手続きの複雑さなどが依然として障壁になっていると指摘されている。ただし、政府が進めている国家構造改革・効率化により、ビジネス環境の改善が見込まれている。
南北高速鉄道プロジェクトについては、企業の58%が輸送や物流に多くの利点をもたらすと予測している。また、40%が地域内の配送コストを削減するだけでなく、輸出入の流れを強化すると考えている。