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- 12月28日は過去最多17.5万人が利用
- 開業1週間の利用者数は70万7161人
- 車内飲食とゴミのポイ捨てが横行
国内初の地下鉄として12月22日(日)に開通したホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)は、開業から1週間の利用者数が70万7161人を記録した。このうち開業7日目に当たる12月28日(土)は、初日の15万人を上回り、過去最多の17万5000人余りが利用した。
同市メトロ1号線有限会社(HURC1)によると、メトロ1号線は開業から1週間で市民から多くの支持を得ており、通勤や通学の足として徐々に浸透してきているが、ベンタイン駅は相変わらず乗車体験に訪れる客で混雑しているとのこと。
同市交通運輸局に登録されているメトロ利用者数の計画は1日当たり約4万人のため、連日これを大きく上回る乗客がメトロを利用していることになる。HURC1の発表では、メトロ1号線の運行時間は午前5時~午後10時で、1日当たり約200本を運行している。運行間隔は8~12分。休日やテト(旧正月)期間中は需要に応じて運行本数や運行間隔を調整する方針。
なお、運行スタッフによると、メトロ1号線では車内飲食や駅構内でのごみのポイ捨てが依然として横行している。また、乗客が多すぎてドアが閉まらないという事態も度々発生しているという。
メトロ1号線は12年の工期を経て開通。最初の1か月は無料で運行している。全長19.7kmで、14駅(うち高架11駅、地下3駅)を設置。17編成(3両編成、計51両)を運行し、930人(座席147人、立席783人)を運ぶことが可能。設計最高速度は高架が時速110km、地下が時速80kmとなっている。