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- T&Tグループが物流・航空計画で株取得
- T&T傘下2社とヒエン会長の息子の会社
- ベトラベル・エアの競争力の向上に期待
国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)は12日、地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)系列企業らとの間で、ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)株の売買契約を締結した。
契約によると、◇T&Tグループ傘下のT&Tエアラインズ(T&T Airlines)、◇同T&Tスーパーポート(T&T SuperPort)、◇BVIMファンド運用会社の3社が、VTRからベトラベル・エアラインズ株の譲渡を受ける。BVIMファンド運用会社は、T&Tグループのドー・クアン・ヒエン会長の息子ドー・クアン・ビン氏が会長を務める会社。
取引額や取引完了後の各社の保有率は明らかにされていないが、同3社はベトラベル・エアラインズの戦略的パートナーとして同社を支援していく。ヒエン会長は、ベトラベル・エアラインズについて、T&Tグループが実施している一連のインフラ・物流・航空プロジェクトの重要な一部になるとコメントした。
T&Tグループは、大手民間銀行サイゴンハノイ銀行[SHB](Saigon - Hanoi Commercial Bank)の唯一の大口株主として知られている。
T&Tグループから支援を受けることにより、ベトラベル・エアラインズは競争力の向上、路線ネットワークの拡大、サービスの質向上などを実現することが期待される。なお、ベトラベル・エアラインズは2020年末の設立で、当初の資本金は7000億VND(約42億円)となっていた。