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- 適用期間は24年10月31日~25年12月31日
- 20年の規定と比べて4~38倍に引き上げ
- 公示地価が最も高いのは1区中心部の道路
ホーチミン市人民委員会は21日、市内各地の公示地価を規定する決定第2号/2020/QD-UBNDを改正・補足する決定第79号/2024/QD-UBNDを発出した。同決定の適用期間は2024年10月31日から2025年12月31日まで。
決定第79号で規定される公示地価は、決定第2号と比べて4~38倍に引き上げられているが、時価を25~50%下回っている。
都市部の住宅用地のうち1m2当たりの公示地価が最も高いのは、中心業務地区(CBD)である1区のドンコイ(Dong Khoi)通り、レロイ(Le Loi)通り、グエンフエ(Nguyen Hue)通りで、6億8721万VND(約407万円)となる。
一方、1m2当たりの公示地価が最も低いのは、市中心部から離れた最南端にあるカンゾー郡のティエンリエン住宅区内の道路で、230万VND(約1万3700円)となる。
公示地価は、◇土地使用料・土地譲渡税の算出、◇国営企業の株式会社化の際の資産評価、◇当局が国防・安全保障・公益の目的で土地を収用する際の立ち退き補償額の算出などの目的に使用されるもの。
なお、同市人民委員会の決定第56号/2023/QD-UBND(2024年1月1日適用)では、公示地価に調整係数を上乗せする形で、土地収用の影響を受ける住民の権利を保護している。