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- ベトナムはASEAN主要国を下回る順位
- 2位シンガポール、マレーシア29位
- 主要経済パートナーでは香港1位、米国5位
カナダのシンクタンクであるフレーザー研究所(Fraser Institute)が先般発表した「世界経済自由度指数(Economic Freedom of the World Index)」2024年版によると、2022年時点におけるベトナムの経済自由度は6.23ポイントで、世界165か国・地域中99位となった。
ランキングが2022年時点となっているのは、調査のために必要な各国の最新データが十分に揃う年のため。
同ランキングは、◇政府の規模、◇法制度と財産権、◇通貨の健全性、◇国際貿易の自由度、◇規制の5つの指標に基づき、世界165か国・地域の経済自由度を評価したもの。
ベトナムの指標別の順位とポイントは以下の通り。
◇政府の規模:106位(6.28ポイント)
◇法制度と財産権:78位(5.15ポイント)
◇通貨の健全性:105位(6.98ポイント)
◇国際貿易の自由度:113位(6.57ポイント)
◇規制:99位(6.20ポイント)
東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要国を見てみると、◇シンガポール:2位(8.55ポイント)、◇マレーシア:29位(7.56ポイント)、◇フィリピン:59位(7.01ポイント)、◇インドネシア:64位(6.96ポイント)、◇タイ:65位(6.94ポイント)となっている。
なお、ベトナムの主要経済パートナー国の順位は、◇香港:1位(8.58ポイント)、◇米国:5位(8.09ポイント)、◇日本:11位(7.90ポイント)、◇台湾:19位(7.71ポイント)、◇韓国:32位(7.52ポイント)、◇中国:104位(6.14ポイント)などと続いた。