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- 「サイゴン・スポーツ・シティ」案件
- 2社に35%ずつ売却、30%は引き続き保有
- マンションやスポーツ施設など併設予定
シンガポール系不動産デベロッパーのケッペルランド(Keppel Land)は、同社傘下のジェンシティ(Jencity)が、ホーチミン市直轄トゥードゥック市の都市区案件「サイゴン・スポーツ・シティ(Saigon Sports City)」の投資主を務めるサイゴン・スポーツ・シティ(Saigon Sports City=SSCL)の株式70%を売却すると発表した。
ジェンシティは、HTVダイフオック投資(HTV Dai Phuoc)とビノーブリー不動産投資(Vinobly Investment Real Estate)にSSCL株35%をそれぞれ売却し、合わせて70%を売却する。取引額は計7兆4500億VND(約440億円)の見通し。残る30%はジェンシティが引き続き保有する。
ラックチエック国家スポーツコンプレックスの一部となるサイゴン・スポーツ・シティ都市区は用地面積64haで、マンションやスポーツ施設、娯楽施設などを併設する予定だ。
アンフー街区に位置し、ホーチミン~ロンタイン~ザウザイ間高速道路沿いの好立地で、開発が進んでいる別の都市区案件「グローバル・シティ(Global City)」に隣接している。
なお、ケッペルランド傘下の別の企業も、ホーチミン市1区の超一等地にある複合施設案件「サイゴンセンター(Saigon Centre)」の第3期プロジェクトへの出資持分を売却する計画だ。第3期プロジェクトの敷地面積は8623m2だが、土地収用に問題が発生しており、工事ができないままとなっている。