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- サトウキビ1ha当たり生産量6.79t
- 砂糖生産量が2.2倍の110万tに急増
- 生産性改善で他国をごぼう抜き
ベトナム砂糖サトウキビ協会(VSSA)によると、2023~2024年度(2023年7月~2024年6月)におけるベトナムのサトウキビ1ha当たりの砂糖生産量は6.79tとなり、タイの5.98t、フィリピンの4.81t、インドネシアの4.56tを上回り、生産性で東南アジア諸国連合(ASEAN)トップに立った。
ベトナムの生産性は、2020~2021年度時点でフィリピンとインドネシアの2か国と同等で、タイを下回る水準だったが、それ以降も改善を続けている。同期間に生産性が向上したのはベトナムだけで、前述の3か国はいずれも減少。
2023~2024年度におけるベトナムのサトウキビ圧搾量は前年度比2.2倍の1120万t、砂糖生産量も同2.2倍の110万tに急増した。
同年度におけるベトナム農家向けのサトウキビ1t当たりの買取価格は120万~130万VND(約6900~7500円)で、タイにおける買取価格を約30~35%上回った。
この背景には、ベトナムが2021年から一部の国々に対して反ダンピング税などの貿易防衛措置を適用していることがある。