(C)Kim Long Motors |
- フエの工業団地でエンジン工場着工
- 25年稼働予定、年産能力1万2000台
- 東南アジア各国や韓国にも輸出
大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーターズ(Kim Long Motors)は23日、中国の大手エンジンメーカーである広西玉柴機器との間で包括的な提携契約を結んだ。
両社は同日、北中部地方トゥアティエン・フエ省のチャンマイ・ランコー経済区にある自動車専門工業団地キムロン・モーターズ・フエ工業団地で自動車エンジン工場の着工式を開催した。
同工場は投資総額2億6000万USD(約374億円)で、2期に分けて実施。第1工期では、自動車・発電機・農機用エンジンを生産。年産能力は1万2000台となる見通し。稼働開始は2025年4~6月期を予定している。
第2工期では、自動車用クラッチやギアボックスなども製造。国内販売向けのみならず、他の東南アジア各国や韓国などにも製品を輸出する計画。
なお、キムロン・モーターズは着工式で、玉柴の新型エンジン「ユーチャイK11(YUCHAI K11)」を搭載した寝台バス「キムロン 99(Kim Long 99)」をお披露目し、大手顧客3社から受注した600台のうちの最初の60台を引き渡した。