ベトナム海運総公社(ビナラインズ)は11日、メコンデルタ地方カントー市カイラン区でカイクイ港第2期工事とロジスティクスサービス区を着工した。投資額は1兆2000億ドン(約62億7000万円)。カイクイ港第2期工事では、面積37ヘクタールの敷地に2万トン級の貨物船3隻が同時に接岸し荷役作業のできるふ頭3カ所を建設する。2012年に完成の予定。
カイクイ港の拡張により、サイゴン港を経由せず直接貨物を輸出入できるようになり、運搬コストが1トン当たり8~10米ドル節約できるとともに運搬時間の短縮も見込めるようになる。またサイゴン港の負荷軽減にもつながるとして期待されている。