労働傷病兵社会省はこのほど、IIGベトナムトレーディング社の「外国への労働者派遣業務」に関する許可を取り消した。同社のドアン・ゴック・グエン副社長は「この許可取り消しは会社側が自ら申請したものだ。この業務での利益向上が見込めなくなった」と話している。
同省海外労働管理局によると、昨年後半から労働輸出市場の落ち込みがはっきりし出しており、それに伴って外国への労働者派遣サービス業務から撤退する業者が増加しているという。今年に入ってからIIG社以外にもすでに3社が撤退を決めている。ただし、各業者はこれまでに派遣した労働者の権利を保護する義務を果たさなくてはならない。