韓国国際協力団(KOICA)はこのほど、南北高速鉄道のハノイ~ビン(北中部ゲアン省)間の複線鉄道敷設に関する事業化調査(FS)報告書をまとめた。それによると、同区間の距離は現在の370キロメートルから36キロ短縮されて334キロとなる。標準速度は時速167キロで、走行時間は約2時間。同区間の開通は2015年を予定しており、年間2万4000人の利用を見込んでいる。この案件の総費用は約130億米ドル(約1兆3600億円)と試算されている。
なお韓国政府は4年前から、同区間とニャチャン(南中部カインホア省)~ホーチミン市間の2区間についてのFS調査を支援している。