ベトナム軍隊通信総公社(ベトテル)は11日、高速無線通信技術「WiMax」によるインターネットサービスの試験運用をハノイ市で開始した。市内の基地局から半径32キロ以内で通信が可能で、高層ビルなどの障害物がある場合でも半径2キロ以内なら通信可能。さらに同社のサービスでは時速100キロの高速移動中でも、1~3Mbpsの通信速度で使用が可能となる。
同社は今年8月から一部で試験運用を開始しており、10月には企業やインターネットカフェなど72の顧客に同サービスを提供してきた。今後、既に全国に設置している携帯電話用の無線基地局を利用し、2007年半ばにも本格的なサービス提供を行う予定だ。