- ベトナム観光市場の活性化に向け協力
- 旅行商品開発やSNS広告など共同推進
- ロッテ免税店、ベトナムの売上高4.5倍
免税店舗事業を手掛ける韓国のロッテ免税店(Lotte Duty Free)と韓国の大手旅行代理店であるモドゥツアー(Mode Tour)はこのほど、ベトナム観光市場の活性化に向け協力するため、覚書(MOU)を締結した。
(C) モドゥツアー |
韓国人に人気の旅行先であるベトナムで両社の顧客の接点を増やし、観光とショッピングという両社の相乗効果を高めるのが狙いだ。このため、両社の事業を生かした旅行商品の開発をはじめ、SNS広告やキャンペーン展開などを共同で推進していく。
モドゥツアーによると2023年、同社が開発・販売したパッケージ旅行において、東南アジア行きのツアーを利用した顧客の割合は53%に上り、うちベトナムは44%を占めた。
一方、ロッテ免税店は2017年に南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港店、2018年に南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際空港店、2019年にハノイ市のノイバイ国際空港店、2022年にダナン市内店を、それぞれ開業した。2023年におけるベトナムでの売上高は、前年比4.5倍となり、うち60%は韓国人観光客による売り上げだったという。
ロッテ免税店は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束を受けて増加している、韓国人顧客の旅行需要に合わせ、モドゥツアーと共に顧客サービスを強化していく」と述べた。