文化スポーツ観光省傘下の観光総局のデータ(速報)によると、4月29日のフン王の命日と4月30日の南部解放記念日、5月1日のメーデーに伴う4月29日から5月3日までの5連休中における外国人観光客数は約30万人、国内観光客数は前年同期比+40%増の約700万人となった。観光収入は約24兆VND(約1370億円)となり、前年同期に比べ+9%増加した。
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訪問者数を省・市別で見ると、北中部地方タインホア省が前年同期比+33.1%増の119万5000人で、トップに立った。同省の観光収入は同+48.3%増の2兆8650億VND(約164億円)だった。
このほかの省・市は以下の通り。
◇南部メコンデルタ地方カントー市:98万2000人(うち外国人観光客1800人)、観光収入5230億VND(約30億円)
◇ホーチミン市:95万人(前年同期比2.3倍、うち外国人観光客4万8000人)、観光収入3兆1300億VND(約180億円、同+94.4%増)
◇東南部地方バリア・ブンタウ省:49万9730人(同+46.1%増、うち外国人観光客1万1834人)、観光収入6340億VND(約36億円)
◇南中部沿岸地方ダナン市:32万1623人(同+26.6%増、うち外国人観光客3万4800人)
◇北中部地方クアンビン省:25万人(同+73.9%増)、観光収入2825億VND(約16億円、同+78.7%増)
一方、南部メコンデルタ地方キエンザン省の訪問者数は同▲9.4%減の26万4938人、観光収入は同▲24.3%減の1325億VND(約7億6000万円)に留まった。これは、同省フーコック島行きの航空券の運賃が高騰したためだ。
また、ベトナム人の海外旅行も急増した。主な渡航先としては、タイ、韓国、バリ島(インドネシア)などが挙げられる。