ベトナム民間航空局(CAAV)のディン・ベト・タン局長は、国際航空運送協会(IATA)の発表として、ベトナムが世界で最も国内航空市場が急回復している国となっていることを明らかにした。ベトナム以下は、メキシコ、ブラジル、ロシア、スペイン、トルコ、オーストラリアなどが続く。
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仏エアバス(Airbus)がIATAと協力してフライト数の統計に基づいて分析したもので、ベトナムの国内航空市場は2019年同期と比較して+123%伸びるなど世界で最も回復が著しい。
回復が著しい国としてリストアップされた25か国のうち東南アジア諸国はインドネシア8位、マレーシア9位、フィリピン13位、タイ24位。
CAAVによると、2022年1~6月期のベトナムの空港旅客数はおよそ4070万人(前年同期比+56.8%増)、うち国際線旅客180万人(+904.6%増)、国内線旅客3890万人(+52.6%増)。ベトナムの航空各社の旅客輸送者数は2010万人(+56.1%増)、うち国際線旅客66万7000人(+1033%増)、国内線旅客1950万人(+51.8%増)。空港の貨物取扱量は76万5000t(+30.6%増)。
2022年通年の予想は、空港旅客数が8780万人(前年比+190%増)、うち国際線旅客500万人(+844%増)、国内線旅客8280万人(+178.4%増)。ベトナムの航空各社の旅客輸送者数は4330万人(+185%増)、うち国際線旅客180万人、国内線旅客4150万人。空港の貨物取扱量は約150万t(+5%増)となる見通し。