2月14日~19日(旧暦12月29日~1月4日)までの7日間のテト休暇にハノイ市を訪れた観光客の数は推定で前年同期比+13%増の37万5000人に上った。このうち外国人観光客は12万5000人で、同+30%増加した。主に中国、韓国、日本、米国、フランス、ドイツ、オーストラリア、マレーシア、タイからの観光客だった。観光客の増加に伴い、同市における観光事業の売上高は同+19%増の12億8300万VND(約608億円)に達した。
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同市内では、テト期間中に4つ星・5つ星ホテルや観光スポットなど各地で新年を祝うイベントが開催され、大勢の客で賑わった。ハノイ市の中心部から60kmほど離れたミードゥック郡にある洞窟寺院「フオン寺(香寺)」では、旧暦の元旦と2日に3万人が参拝に訪れ、元旦から4日までの訪問者数は前年同期比+20%増の7万人に達した。
東北部地方クアンニン省観光局によると、2月14日~19日に同省を訪問した観光客数は前年同期比+21%増の80万人、売上高は9000億VND(約42億7000万円)だった。テト期間中における省内の3つ星~5つ星のホテルの稼働率は80~90%で、観光客の訪問先は主に省内の寺院だった。ハロン湾の訪問者数は推定で前年同期比+30%増の10万5000人、このうち外国人観光客は6万5000人で、観光船の出航便数は4500便と同+20%増加した。
南中部沿岸地方ダナン市観光局によると、旧暦元旦~4日(新暦2月16日~19日)に同市を訪れた観光客は前年同期比+14%増の29万6000人、このうち外国人観光客は主に中国や韓国、日本からの外国人や在外ベトナム人(越僑)などで、同+27.6%増の13万2000人と見込まれている。
メコンデルタ地方カントー市を訪れた観光客は前年同期比+10%増の70万人で、市内に宿泊した観光客数は同+10%増の6万5000人、このうち外国人観光客は同+10%増の1万6200人。テト期間中における観光事業の売上高は同+10%増の758億VND(約3億6000万円)だった。
また、南中部沿岸地方ビントゥアン省には8万人超の観光客が静養などに訪れた。このうちロシア、中国、韓国、韓国、タイを始めとする外国人観光客の数は前年同期比+25.9%増の2万8000人だった。
このほか、メコンデルタ地方カマウ省では旧暦元旦~3日(新暦2月16日~18日)にかけておよそ4万人が観光に訪れた。中でも2月17日(旧暦1月2日)の訪問者数は通常時の約5倍に相当する2万8400人に上った。主な訪問先は故ホー・チ・ミン主席記念エリアや観光区、カマウ岬などとなっている