北中部トゥアティエン・フエ省フエ遺跡保存センターは3月26日、世界遺産フエの建造物群の1つである「太平(タイビン)樓」の修復工事を完了し、4年ぶりに一般公開を再開した。
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太平樓は、阮(グエン)朝(1802~1945年)時代の皇帝が読書や休憩の場として使用していた木造2階建ての建造物。
阮朝第9代皇帝のドンカイン(同慶)帝の命により1887年に建設が開始され、阮朝第12代皇帝のカイディン(啓定)帝時代、1919年から1921年にかけて改修が行われた。
しかし、長い年月を経て老朽化が進んでいたため、同省人民委員会は2010年に同遺跡の修復を開始。修復費は総額240億VND(約1億3300万円)に上った。