フェリーやフェリー乗り場で働いていた44人の職員の中には、勤続20年以上というベテランも多い。それぞれが残念な思いを口にした。乗客から叱責を受けたことも、今では懐かしい思い出だ。勤続36年のニャンさんは「フェリーの最後が近づいて、乗客が声をかけてくれます。まるで家族のように今後のことを心配してくれて、とても幸せな気持ちです」と語った。
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フェリーの職員らは退職する人以外、次の配属先が確保されている。しかし乗り場周辺で屋台やバイクタクシーを営業している人にとっては、フェリーの運航停止は死活問題だ。屋台で飲み物を販売していたクックさんは「売上高は既に以前の5分の1以下にまで落ちています。フェリーが止まった後、どうやって稼いだらいいのか分かりません」と頭を悩ませている。
トゥーティエムフェリーは静かに幕を閉じた。フェリーはその与えられた歴史的使命を完遂し、ホーチミン市の建設と発展に大きな貢献をしたと言えるだろう。