- 総面積2万3530ha、うち海域が2万1887ha
- 既存のクーラオチャム海洋保護区を継承
- 生態系を統合的に管理、連携・保護

南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会はこのほど、クーラオチャム(Cu Lao Cham)自然保護区の設立を決定した。
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クーラオチャム自然保護区は同省ホイアン市タンヒエップ村(xa Tan Hiep)に位置する。緩衝地帯(バッファゾーン)を含む総面積は2万3530haで、うち海域が2万1887ha、島が1643haとなる。
この保護区は自然保護区の分類に基づいており、既存のクーラオチャム海洋保護区を継承し、島々の自然森林生態系も追加している。目的は、森林、海洋、沿岸の生態系を統合的に管理し、これらの生態系を連携させて保護することだ。
クーラオチャムは非常に多様で豊かな自然資源を有する。620種以上の高等植物が特定されている保護林があり、その多くは絶滅危惧種や希少種で、薬用としての価値もある。また、52種の希少植物がベトナムのレッドブックに掲載されており、優先保護対象となっている。さらに、海洋生態系や動物の種類も非常に豊かなエリアでもある。