- 韓国政府相手に賠償金求めた裁判の控訴審
- 賠償金3000万ウォンの一審判決支持
- 韓国軍がクアンナム省で住民70人余り殺害
ベトナム戦争時に韓国軍によって親族を虐殺されたベトナム人女性グエン・ティ・タインさんが韓国政府を相手どり賠償金を求めた裁判の控訴審で、韓国のソウル高等法院(高裁)は17日、韓国政府にタインさんへの3000万ウォン(約324万円)の賠償金の支払いを命じる一審判決を支持した。
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外電によると、タインさんは、1968年に韓国軍がベトナム南中部沿岸地方クアンナム省ディエンアン村フォンニャット・フォンニ集落で住民70人余りを殺害した際に親族を失ったとして、韓国政府に責任を取るよう求めていた。
一審のソウル中央地方裁判所は2023年、タインさんの主張を認め、韓国政府に対し、タインさんに3000万ウォンの賠償金の支払いを命じる判決を下した。韓国の裁判所が、ベトナムでの虐殺事件の被害者に対し、韓国政府の賠償責任を認めた初めての判決だった。
控訴裁判の判決後、タインさんはこの判決に敬意を表し、同様の訴訟の他の被害者にも関心を払うよう求めた。