17~23年移住統計、ベトナム人は出稼ぎ移住 外国人滞在者47万人

2024/10/30 15:11 JST配信
  • ベトナム外務省と国際移住機関が発表
  • 移住政策を整備するための基礎の役割
  • 平均して年間10万人以上が海外に出稼ぎ

 外務省は29日、国際移住機関(IOM)と協力し、「ベトナム移住プロファイル(Viet Nam Migration Profile)」2023年版を発表した。

(C) vietnamplus
(C) vietnamplus

 「移住プロファイル」は、移住政策を整備するための基礎としての役割を果たす。国連の下で初めて政府間交渉を通じて策定された、国際的な人の移動の全ての側面を総体的、かつ包括的に取り扱った合意である「安全で秩序ある正規の移住のためのグローバル・コンパクト(GCM)」のベトナムによる履行状況に関する情報を提供する。

 「ベトナム移住プロファイル」2023年版によると、2017年から2023年までの期間には、出稼ぎ目的の海外移住が引き続き主流となっており、合わせて約86万人の労働者が日本や台湾、韓国を中心に海外に派遣された。平均して年間10万人以上が海外に出稼ぎしている計算となる。

 留学目的の海外移住も顕著で、同期間に合わせて約25万人が海外に留学した。主な留学先は、韓国や日本、オーストラリア、米国、台湾、カナダ、中国、英国、ドイツとなっている。

 また、頭脳流出が引き続き問題となっている。公式データはないものの、私費留学生の7~8割は卒業後もベトナムに帰国せず、海外で就業していると推定される。

 なお、就労目的のベトナムへの移住について、2017年から2022年までの期間に労働許可証(ワークパーミット)を取得した外国人の数は計47万5198人となっている。

[VietnamPlus 13:08 29/10/2024, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 外務省が国際移住機関(IOM)と協力し10月下旬に発表した「ベトナム移住プロファイル(Viet Nam Migration...
 国際労働機関(ILO)と国際移住機関(IOM)が共同で実施した調査レポートによると、ベトナムの海外派遣労働...

新着ニュース一覧

 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る