- WHO、ベトナムでのトラコーマ撲滅を発表
- 世界では感染症による失明の主原因に
- WHOの支援でSAFE戦略実施、撲滅実現
世界保健機関(WHO)は21日、ベトナムで公衆衛生上の問題となっていたトラコーマが撲滅されたと発表した。
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トラコーマは、クラミジア・トラコーマ細菌への感染で起こる目の病気。世界では、感染症による失明の主原因となっている。感染は、感染した人、特に幼い子どもの目や鼻からの分泌物と接触することで拡がり、感染した人の目や鼻に停まったハエからも拡がる。
ベトナムは、WHOの支援のもとでSAFE戦略(S:トラコーマ睫毛乱生症の手術、A:症状のある感染を治療するための抗生物質、F:顔の清潔保持、E:感染経路を狭めるための環境改善)を実施し、トラコーマ撲滅を実現した。