- 電子身分証明書で行政手続きが便利に
- 既存の公安省アプリ「VneID」活用
- 各種個人情報などのデータを統合
身分証明法(7月1日施行)によると、ベトナム国民には電子身分証明書が付与され、これを介して行政手続きや公共サービスなどの手続きを行うことが可能となる。
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電子身分証明書は、ICチップ搭載の身分証明書と同等の効力を持つ電子身分証明アカウント。使用するには、スマートフォンに公安省の電子身分証明アプリ「VneID」をインストールした後、レベル2までアクティベートする必要がある。
国民は、電子身分証明書に統合されたデータを使用することで、各種行政手続きや公共サービス、その他のサービスの手続きを行うことができるようになる。
電子身分証明書に統合されるデータとしては、氏名、身分証明書番号、国籍、出生地、出身地、宗教、血液型、本住所、仮住所、電話番号、メールアドレス、職業、顔・指紋・虹彩といった生体認証などの個人情報のほか、健康保険証情報、社会保険証情報、運転免許証、出生証明書、結婚証明書などがある。
なお、電子身分証明書は、◇本人から要求があった場合、◇本人がアプリ「VneID」の使用に関する契約に違反した場合、◇本人が身分証明書を回収された、または押収された場合などにロックされる。