英語熟練度を測る英語検定「アイエルツ(IELTS)」がホームページ上で公開した資料によると、2022年度のベトナム人受験生の平均スコアは6.2で世界23位となっている。
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1989年に導入されたIELTSは、英語の4技能(書く、読む、聞く、話す)の力を測るテストで、◇ブリティッシュ・カウンシル、◇IDPエデュケーション、◇ケンブリッジ大学英語検定機構が協同で運営している。
IELTSが先般公表した世界40か国・地域の受験生データ2022年度版によると、全体の80%余りが、大学や大学院に進学する際の英語力を評価するアカデミック・モジュールを選択、残りはビザを申請する際などに英語力を証明するジェネラル・トレーニング・モジュールを選択した。
国・地域別の平均スコアでは、スペインの7.1が最も高く、2位はマレーシアの7.0だった。ベトナムの平均スコアは6.2で、韓国やインド、パキスタンと並び世界23位だった。
ベトナムの平均スコアを4技能別で見てみると、◇リスニング:6.4、◇リーディング:6.4、◇ライティング:6.0、◇スピーキング:5.8となっており、特に聞く・読むの能力が優れていることが分かった。
なお、アカデミックな場で必要な英語力を測る試験「TOEFL iBT」では、全世界の受験生の平均スコアが120満点中88点となっている。国・地域別では、オーストリアの101点がトップ。ドイツ、スロベニア、スイスはそれぞれ100点で2位に並んでいる。ベトナムはアジア30か国・地域中24位となっており、平均スコアは77点だった。TOEFL iBTでも、ベトナム人受験生はリーディングの結果が最も良く、30点中22点。一方、スピーキングは30点中14点と4技能のうち最も低かった。