ファム・ミン・チン首相は18日、保健省に対し、関連機関と協力し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の分類レベルをこれまでの「グループAの感染症」から「グループBの感染症」に引き下げ、流行の終息宣言に向けた準備を行うよう指示した。
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これにより、保健省は関連書類を作成して首相に提出し、首相が検討した上で終息宣言を決定する流れとなる。
その一環として、新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会は27日に会議を開き、任務終了を発表する予定。
新型コロナ終息宣言後も、保健省は世界保健機関(WHO)の勧告やベトナム国内の流行状況をふまえて、2023~2025年の新型コロナの監視・管理計画を策定・実行することになる。
WHOはこれに先立つ5日、新型コロナについて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表した。ただし、「新型コロナによる脅威が消え去ったわけではない」とし、引き続きの対応を各国に呼び掛けた。
なお、流行が始まって以来、ベトナム国内では合わせて約1160万人の感染者が確認され、感染者数として世界231か国・地域中13位となっている。全国の感染率は11.7%で、世界231か国・地域中120位となっている。