10日から13日にかけてベトナムを公式訪問した米国のウェンディ・シャーマン国務副長官はハノイ市での記者会見で、米国政府がベトナムの不発弾処理事業向けに1900万USD(約25億5000万円)を追加支援すると発表した。
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シャーマン国務副長官によると、米国は1993年以降、不発弾処理支援策として、ベトナムに対し1億8500万USD(約250億円)超を供与している。
また、シャーマン国務副長官は今回の訪問中、ベトナム農業農村開発省と共に、野生動植物の違法取引防止プロジェクトを開始した。同プロジェクトは、野生動植物の違法取引防止に取り組んでいるベトナム政府を支援するもので、米国政府から1500万USD(約20億円)の援助を受けて5年間にわたり実施される。
このほか、米国国際開発庁(USAID)はベトナム農業農村開発省との間で、2022~2027年における南部メコンデルタ地方の気候変動対応に関する二国間パートナーシップ協定に署名した。推定予算は5000万USD(約67億円)で、USAIDはベトナムに対して農業メタン排出量の削減、気候変動への適応力と回復力の強化などを支援する。