保健省の提案を受けたファム・ミン・チン首相は12日、地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)に対し、同社がロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」を購入することを承認した。
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これによりT&Tグループは、「スプートニクV」の供給を管轄するロシア政府系金融機関であるロシア直接投資基金(Russian Direct Investment Fund=RDIF)とワクチン購入に向けて交渉することになった。
T&Tグループは、4000万回分のワクチンを購入する計画。購入代金は、T&Tグループが合法的な資金源から調達するものとし、公的資金と新型コロナウイルスワクチン接種基金の資金を使用しないこととする。
政府はこれに併せ、今回調達される「スプートニクV」4000万回分の全てを無料接種事業に回すと発表した。なお、「スプートニクV」は3月下旬、ベトナム国内で緊急使用することが認められている。