非政府組織(NGO)の開発統合センター(Center for Development and Integration=CDI)とハノイ国家大学傘下の経済大学附属経済政策研究センター(VEPR)は、「地方予算公開指数(Provincial Open Budget Index=POBI)」の2020年版を発表した。
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POBIは、ベトナム全国63省・市の地方予算の透明性を示すもので、省・市ごとに100点満点で評価している。
2020年の全国平均は69.09点で、2017年の30.5点、2018年の51.0点、2019年の65.5点から改善した。ただし、平均点以上の地方は36省・市で、2019年の51省・市から大きく減少した。
公開度合いが「十分」と評価されたのは27省・市で、前年の24省・市から増加した。上位3省・市は、◇南部メコンデルタ地方ビンロン省、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇東南部地方バリア・ブンタウ省。
また、公開度合いが「比較的十分」は29省・市、「不十分」は5省・市だった。一方、公開度合いが「低い」と評価されたのは2省・市だった。
最下位の3省・市は、◇東南部地方ビンフオック省、◇南中部高原地方ダクラク省、◇南部メコンデルタ地方ソクチャン省だった。
なお、「予算に対する国民の参加度合い」については、全国平均が39.25点で、前年の38.0点から小幅に改善したが、依然として低い水準に留まっている。