保健省は5日午後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、ベトナムへの入国者および感染者の接触者の強制隔離期間をこれまでの14日間から21日間に延長することを決定した。この措置は5日から適用される。
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これは、強制隔離期間を終えた後の自宅・宿泊施設での健康観察期間(自宅隔離期間)に外出するなどし、市中感染を引き起こしたケースが複数確認されていることが背景にある。
21日間の強制隔離終了後も、地元の疾病管制センターが7日間にわたり監視を継続する。
保健省は、5日午前の時点では強制隔離期間を14日間のままとする方針だったが、市中感染の急速な拡大を受けて急遽方針を変更した形だ。
保健省は5日午前、地方自治体に緊急公電を送信し、管轄地域内の自宅隔離者を厳格に監視するよう求めた。緊急公電によると、強制隔離後の自宅隔離期間の外出を禁止し、他の省・市に移動するにあたっては滞在中の省・市の地元警察と疾病管制センターに事前に通知しなければならない。
地元の医療当局は自宅隔離者を厳格に監視し、新型コロナウイルス検査を実施する。一方、自宅隔離の対象者は期間中に毎日、地元の医療担当者に健康状態を報告しなければならない。
隔離対象者の新型コロナウイルス検査は、以前の14日間で2~3回に対して21日間で4回に増える。検査を受けるのは、強制隔離1日目、14日目、20日目と、自宅隔離に移行してから7日目となる。
最終更新:2021年5月7日 16:51 JST