人工知能(AI)分野のスタートアップ企業であるオープンクラスルーム(Open Classroom)は、このほど開催された教育テクノロジーフォーラム(EDU4.0)で国内初のAIロボット「チーニャン(Tri Nhan)」をお披露目した。
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同社のAI専門家ファム・タイン・ナム氏によると、チーニャンにはAIやビッグデータ、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)、クラウドコンピューティング、3Dプリンティング、ブロックチェーン(分散型台帳)、バーチャルリアリティー(VR)、拡張現実(AR)などの第4次産業革命(インダストリー4.0)の代表的な技術が導入されている。
同社創業者のファム・ミン・トアン氏は、チーニャンを教育現場で利用するために開発した理由について、「今の学習の仕方はかつてと大きく異なっている。教科書とノートだけの学習方法は受動的だが、チーニャンを使えば能動的な学習が可能」と説明した。
同社は2017年の「若手知識人プログラム」において、鮮やかな視覚体験で学習能力を向上させる「バーチャルラボ(Virtual Lab)」で最高の賞を受賞しており、チーニャンは2番目の教育テクノロジー製品となる。チーニャンの名称には、「人工知能」と「知恵のある人」の意味を込めたという。