ベトナム人工学教授、英国王立工学アカデミーで6G研究を指揮

2020/09/21 14:31 JST配信

 英国クイーンズ大学ベルファストで第6世代移動通信システム(6G)を研究しているベトナム人のズオン・クアン・チュン教授がこのほど、王立工学アカデミーの6G研究教授(Research Chair)に就任した。

(C) Vnexpress
(C) Vnexpress

 チュン教授は、ブロードバンドと極めて負荷が小さい利点を利用した6Gとワイヤレスメディア、データ伝送、レーダー、撮像との組み合わせに焦点を当てた研究を指揮する。これらの研究は、遠隔診断や手術、自動運転車、教育支援ツールとしてのバーチャル・リアリティ(VR)、ヘルスケアなどの医療サービスに寄与することが期待されている。

 6G研究教授への就任にあたり、チュン教授は「ワイヤレス通信やデジタル技術は、これまでも、そして新型コロナ禍の今もまた、新しい方法で私たちの生活を形作っている。6Gの研究は新しい未来を創造し、社会に利益をもたらすだろう」とコメントしている。

 チュン教授は南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市出身の42歳。ホーチミン市工科大学で通信分野を専攻し、韓国で修士号、スウェーデンで博士号を取得。その後は博士研究員を経ずして2013年に英国クイーンズ大学ベルファストの准教授に就き、今年7月に同学の教授に就任し現在に至る。

[Dan Tri 07:12 15/09/2020 / Vnexpress  22:20 15/9/2020, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 情報通信省は、「第6世代移動通信システム(6G)対応機器開発チーム」を発足した。  チームには、関...
 情報通信省傘下の携帯通信大手モビフォン(MobiFone)は、第5世代移動通信システム(5G)サービスの試行を...
 国防省傘下で携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)のペルー子会社ビテル(Bite...
 国際理論物理学センター(International Centre for Theoretical Physics=ICTP)はこのほど、ベトナム人...
 日本の外務省で10日、2018年春の外国人叙勲伝達式が行われ、トラン・ヴァン・トゥ(チャン・バン・ト)早...
 学術情報や知的財産に関する世界的な情報サービス企業のトムソン・ロイターが発表した「世界で最も影響...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
トップページに戻る