ホーチミン市警察は8日までに、同市トゥードゥック区のカラオケレストランでのギャングによる襲撃殺人事件に関与した6人の容疑者を逮捕した。同事件では刃物で襲われたマイ・バン・クアン氏(男性・54歳、同区在住)が死亡。同氏は“Quan Xa Lo”のあだ名で知られる裏社会の顔役で、ホーチミン市や東南部地方ビンズオン省、同ドンナイ省で高利貸しを営んでいた。
(C) SGGP |
事件が起きたのは4日深夜。同区コントゥー通り(duong Khong Tu)のカラオケレストラン「ナイス(Nice)」で友人らと食事を終えて家路につこうとしたクアン氏を、突如現れた30人程の集団が襲撃した。クアン氏は逃げようとしたが追いつかれ、刃物で襲われた。“仕事”を終えた集団はその場から逃走。クアン氏は友人らによって病院に運ばれたが、傷が深く、そのまま死亡した。
警察の調べによると、今回逮捕された6人のうち、2人が主犯格とみられる。地元メディアはクアン氏の殺害について、1人の外国人からの依頼だったと報じている。警察は現在、残る容疑者らの行方を追っており、事件の全容解明に向けて捜査を進めている。