香港に拠点を置く生命保険会社AIAは12日、アジア太平洋地域15か国・地域を対象に成人の健康生活指数(Healthy Living Index)の調査結果を公表した。それによると、ベトナムの点数は67点と調査対象国・地域の平均点64点を上回り、国民が健康に暮らす国で3位となった。
(C) Dau Tu |
自分の健康に対する満足度(10点満点)ではベトナムは平均点7.3点を上回る7.6点だったが、5年前より現在の健康状態の方が劣ると回答した人の割合は、平均の71%に対し、ベトナムは2011年の65%から76%に増加した。また、ベトナム人の90%が健康改善に何をするべきか分かると答えた一方で、何か健康に良いことを実践していると回答した人はわずか2%にとどまり、22%が健康改善のために何もしていない、81%が健康に悪い習慣を続けていると回答している。
AIAによると、ベトナムは今回の調査結果で2013年の第1位から順位を落とす結果となったが、これはベトナム人の健康に対する意識が高まっていることも一因とされている。そして今後は、意識するところからいかに行動に移すかが課題となりそうだ。
以下、調査結果の抜粋。
◇関心がある病気:がん84%、心臓疾患82%、脳卒中82%、糖尿病81%、◇直近12か月間に健康診断を受けた:61%(2013年は72%)、◇水をたくさん飲むようにしている:72%、◇野菜をたくさん摂るようにしている:66%、◇既製食品を控えている:50%、◇減量したい:25%(平均は48%)、◇インターネットは健康に悪影響を及ぼすと思う:36%