中国最高人民法院(最高裁)はこのほど、ベトナム出身の子供20人余りを売買したとして人身売買罪に問われていたフアン・チンヘン(Huang Qingheng)被告(34歳・女)に死刑判決を下した。
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同被告は子供を売買する大規模なルートの主犯格で、明確な国籍を有していないが、同被告によると以前はベトナムで生活していたという。同ルートは主に中国国籍とベトナム国籍の23人から成り、共犯の被告らはそれぞれ禁固22か月から終身刑の判決を言い渡されている。
ベトナム人の子供たちは、主に中国の広東省で売買された。同ルートでは、子供を売りたいというベトナム人の妊婦数人を中国に連れて行き、新生児を売りさばくケースもあったという。中国警察はこれまでに生後10日~7か月の子供11人を救出しており、このうちベトナム人と見られる10人がベトナム側に身柄を引き渡された。
同被告は2014年5月、広西省で行われた一審で死刑及び資産没収の判決を言い渡されたが控訴。同省人民法院は控訴審で一審判決を支持する判決を下した。