タイのマハ・チャクリ・シリントーン王女は5月28日、駐タイ・ベトナム大使館を訪問し、「シリントーン王女のレンズを通して見たベトナム」と題した写真集の出版式典に出席した。これは、タイとベトナムの外交関係樹立40周年を記念する重要な活動の一部。
(C) vov, シリントーン王女(左) |
駐タイ・ベトナム大使館が編集したこの写真集は、ベトナムの写真100枚から成る。このうち60枚は、シリントーン王女が1993年から2015年にかけてベトナムを訪問した際に撮影したもの。王女とベトナムの首脳の会談や、王女とベトナム国民の交流、ベトナムの名勝や歴史遺跡、文化などの資料写真を掲載している。
シリントーン王女は1955年4月2日生まれの61歳。タイ国王ラーマ9世(プーミポン・アドゥンラヤデート)とシリキット王妃の間に生まれた次女(第3子)で、王位継承者の1人。王室で初めて国内の大学に進学し、博士号を取得した。学習院大学名誉博士、東海大学名誉博士(工学)。