5月29日午前6時30分ごろ、ホーチミン市のサイゴン川を東南部ビンズオン省方面へ航行中だった積載量約100tのバージ船(艀船)が、旧ビンロイ橋(ビンタイン区)の橋げたに衝突し、動けなくなる事故が発生した。この事故により、同橋は約3時間にわたり通行禁止となった。
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事故の原因は、満ち潮により水面から橋げたまでの間隔が狭くなったことにあると見られている。警察はバージ船に水を送り込む方法で重量を増やして船体を沈ませ、9時ごろにようやくバージ船を動かすことに成功した。
旧ビンロイ橋は、1902年にサイゴン川に初めて架けられた鉄道橋で、113年もの歴史を有する。サイゴン駅につながる線路のほか、二輪車用の車線も併設している。現在も多くの人々が利用しているが、老朽化が進んでいるため、2014年中旬に同橋の近くで新ビンロイ橋が着工された。