ハノイ国家大学はこのほど、ハノイ市タックタット郡タックホア村にあるホアラックハイテクパークで日越大学建設案件を着工した。2020年までに完成する見通しとなっている。
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同案件の用地面積は75ha、投資額は3億6500万USD(約438億円)。このうち、日本の政府開発援助(ODA)が2億USD(約240億円)、日系企業・団体が1億USD(約120億円)、ベトナム政府が6500万USD(約78億円)を出資すると見られている。但し、日本政府のODA及び日系企業・団体による出資は現時点でまだ決定していない。
日越大学では、◇ナノテクノロジー、◇新材料技術、◇機械及びオートメーションなどの高度な技術分野のほか、気候変動や新エネルギーといった学際科学分野の教育にも注力する計画だ。言語は日本語、英語、ベトナム語の3か国が用いられる。
日越大学は、ベトナムにハイレベルな大学を設立し、高度な技術を有するベトナム人人材を育成することなどを目的とするものであり、更には両国間の協力関係の強化にも貢献すると期待されている。
なお、ハノイ国家大学には2012年末時点で、大学や研究機関、人材育成センターなど計43の傘下大学・機関があり、日越大学はハノイ国家大学にとって7番目の傘下大学となる。