西北部ライチャウ省タムドゥオン郡ソンビン村で2月24日に発生し、死者8人、負傷者約40人の被害を出した吊り橋の傾き事故で、交通運輸省の調査チームは、引き締めボルトが設計書の指示通りに製造されていなかったことによるボルトの破断が主な事故原因と断定する報告書を提出した。
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報告書によると直接的な原因は、引き締めボルトの製造方法とサイズが設計書の指示通りでなかったために、ボルトが破断してワイヤーロープが切れたことと結論付けている。また、吊り橋の主柱がレンガ作りであったことも設計通りではなく、現行の建築基準に違反しているとした。
一方、同時に50人近くが通行したことによる重量超過の疑いについては、理論上の計算を行って設計通りの耐荷重があれば、重量超過にはならないとした。橋の共振、風や温度などの環境要因も検討した結果、事故原因ではないとの判断を示した。
交通運輸省はこの報告を受けて、ライチャウ省人民委員会と公安省に対し、事故に関連した投資主、施工業者、コンサルタント業者の責任を追及するよう求めた。