情報通信省は現在、オンラインゲームの提供・利用などに関する政令第72号/2013/ND−CPの通達草案について意見聴取を行っている。同通達には、18歳未満の未成年がオンラインゲームを利用できる時間を1日3時間までに制限する案などが盛り込まれている。12日付ベトナムプラスが報じた。
同通達では、オンラインゲーム供給会社の最低資本金を100億ドン(約4700万円)と規定している。オンラインゲーム供給会社はサービスを提供するにあたって、ユーザーの個人情報(氏名、住所、電話番号、身分証明書の番号)やIPアドレス、利用時間などに関する情報を集約・管理するシステムを構築しなければならない。
また、オンラインゲームを利用する18歳未満のユーザーの利用時間帯を午前8時から午後10時までに限定し、1日の利用時間も3時間までに制限する。そのため、ゲーム供給会社はユーザーの情報を管理し、18歳未満のユーザーの利用時間を把握する必要がある。
なお、オンラインゲームの供給については、暴力的な内容やベトナムの歴史を歪める内容、ベトナムの社会規範に合わない内容のゲームの流通が禁止される。ゲーム供給会社は事業認可の他に、ゲームを開発する際は管轄当局にゲームのシナリオなどについて報告し、制作ライセンスを取得しなければならない。